どうしたら身長は伸びるの?
背が小さいと部活での活躍の機会に恵まれなかったりすることから、身長を伸ばしたいと悩むこどもは多いです。
子:「どうしたら身長は伸びるの?」
母親:「牛乳をいっぱい飲みなさい!」
父親:「お父さんも子供の頃は嫌いだったけど嫌々でも牛乳をガブガブ飲んだぞ!」
子:「でも、お父さん背高くないよね?」
お子様には、身長の伸びる仕組みから教えて、日々心掛ける注意点を指導しましょうね。
身長の伸びない主な原因
身長の伸びるしくみ
成長ホルモン
幼児期から成長期において、成長ホルモンの分泌が活発に行われます。成長ホルモンはIGF-1(インスリン様成長因子)という成長因子の分泌を促進し、骨細胞の分裂や増殖を促し、身長や骨格が成長していきます。成長ホルモンは成長期が終わると、分泌量が減り始め、身長を伸ばす効果も成長期以降失われます。
成長ホルモンにはタンパク質と睡眠
身長を伸ばすには成長期しかない、しかもこの時期に成長ホルモンの分泌を促すことで成長を促進させることが可能なのですが、
成長ホルモンの原料はタンパク質(肉や魚、穀類豆類などに含まれる)で、成長ホルモンが主に分泌されるのは運動後や睡眠中です。
夜、眠っている間に、勝手に成長ホルモンが分泌され、知らず知らずのうちに体の組織の再生をしてくれているのです。
アルギニンがタンパク質を作り出す
タンパク質を作り出すアミノ酸の一種としてアルギニンが重要な成分なのですが、成長期の子供の体作りに欠かせない成分のアルギニンは子供の体内で十分なアルギニン量を合成することができません。日常の食事では充分量を摂取できないのでサプリやドリンクで補う必要があるのです。
カルシウム
成長期にカルシウムが重要なことは有名ですが、実はカルシウムは身長を伸ばすのではなく、同大を太くする栄養素なのです。身長を伸ばすにはカルシウムだけでは片手落ちということなのです。カルシウムには体をリラックスさせ成長に必要な休息をサポートする働きもあるのです。
BCAA
Branched Chain Amino Acidsの頭文字で、分子構造から分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれ、具体的には必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンのことを言います。筋力やスタミナアップに働きかけより多くの栄養素を成長のために使う事ができるようになるためスポーツをする子供に欠かせない成分です。パフォーマンス向上や筋力維持のためにアスリートも積極的に摂取しています。ただしこのBCAAは体内で合成出来ないので、サプリメントやドリンクで補う必要があるのです。
ボーンペップ
卵黄から発見されたペプチドタンパク質のことで、土台作りや成長に必要な栄養素が含まれているのが特徴。主にカルシウムと一緒に摂取することっで、@骨の伸長をサポートし、A骨密度を高めBカルシウムを貯蔵し丈夫な骨を作る働きがあります。